小樽雪あかりの路2026 完全ガイド|運河を包む光と雪の8日間
- cotaru公式
- 10月31日
- 読了時間: 5分
更新日:2 日前
冬の小樽で最も静かで、最も温かい時間。それが「小樽雪あかりの路(Otaru Snow Light Path)」。2026年で第28回を迎えるこの冬の風物詩は、雪と光がつくる幻想的な風景で知られます。観光客だけでなく地元の人々の手によって作られる約12万本のキャンドルが、港町全体を包み込みます。この記事では、開催情報・見どころ・アクセス・現地での楽しみ方まで、現地スタッフがまとめた最新ガイドとしてお届けします。
開催概要(2026年最新)
項目 | 内容 |
イベント名 | 小樽雪あかりの路2026(第28回) |
開催期間 | 2026年2月7日(土)〜2月14日(土) |
点灯時間 | 17:00〜21:00(予定/最終は公式告知で確認) |
主催 | 小樽雪あかりの路実行委員会 |
料金 | 無料(協力金制) |
会場 | 小樽運河会場・旧手宮線会場・天狗山会場ほか市内各所 |
問い合わせ | 小樽観光協会(0134-33-2510) |
公式サイト | 小樽雪あかりの路公式サイト |
小樽雪あかりの路とは
1999年に始まった市民参加型の冬イベント。観光客が去った後の静かな冬の小樽を明るくしたいという地元有志の想いから生まれました。いまでは国内外から20万人以上が訪れる一大イベントへと成長。特徴は“手づくり”の温もり。雪の灯りはすべてボランティアによる設置・点灯で、訪れる人がその場でろうそくを灯すこともできます。

会場ガイド
1. 小樽運河会場(メイン会場)
小樽観光の象徴「小樽運河」を舞台に、水面に浮かぶガラス浮き球のキャンドル「浮き玉キャンドル」が見どころ。石造倉庫群のライトアップと雪あかりの組み合わせは圧巻で、最も人気のある撮影スポットです。夕暮れ後の17時半〜18時半がベストタイム。三脚を使う場合は他の見物客に配慮を忘れずに。
住所:北海道小樽市港町(浅草橋街園〜中央橋周辺)

2. 旧手宮線会場(レトロな線路跡に灯る光)
かつて北海道で最初に敷かれた鉄道の跡地を活用した「旧手宮線会場」。線路跡に無数のスノーキャンドルが並び、歩くだけで幻想的な空気に包まれます。運河会場よりも静かで、地元の人の散歩コースにもなっています。
住所:北海道小樽市色内2丁目(旧国鉄手宮線跡地)
3. 天狗山会場(夜景と光の競演)
標高532mの天狗山山頂からは、小樽の夜景と雪あかりを同時に楽しめます。山頂まではロープウェイで約5分。展望台エリアでは「天空の雪あかり」と呼ばれるキャンドル演出が行われ、眼下に広がる街の光と重なり合う景色は格別です。
住所:北海道小樽市最上2丁目16-15(天狗山ロープウェイ)

4. 市内各所の灯りスポット
堺町通りエリア:商店街の前にミニキャンドルやスノーランタンが並ぶ。
手宮公園:夜間は静かで、地元カメラマンに人気。
小樽芸術村:館内展示と組み合わせた期間限定ライトアップあり。
朝里川温泉エリア:例年サテライト点灯を実施(開催年により変更)。
また、COTARU(小樽駅徒歩5分)では、期間中も営業。イベント鑑賞前に荷物を預けて軽装で歩けます(預かり500円)
モデルコース(徒歩+公共交通)
17:00 小樽駅出発 → 運河会場(徒歩10分) → 旧手宮線(徒歩3分) → 小樽運河食堂で夕食 → 20:00 天狗山ロープウェイへ(バス20分) → 21:00 山頂の夜景を見て終了。
1晩で主要3会場を巡ることができます。寒さが厳しいため、防寒具・手袋・滑り止め付きブーツが必須。
撮影・防寒・注意事項
防寒対策:体感温度は氷点下5〜10℃。ヒートテックなど重ね着を推奨。
撮影マナー:三脚使用は混雑時を避け、通路確保を心がける。
ドローン撮影:原則禁止。許可制(公式へ事前確認)。
飲食:屋台やホットドリンクの出店あり。紙コップは指定ゴミ箱へ。
トイレ:運河プラザ、浅草橋街園、手宮線入口などに設置。
アクセス
出発地 | 手段 | 所要時間 |
札幌駅 | JR快速エアポート → 小樽駅 | 約32分 |
新千歳空港 | JR快速エアポート → 小樽駅 | 約75分 |
小樽駅 → 運河会場 | 徒歩約10分 | |
小樽駅 → 天狗山 | 中央バス「天狗山ロープウェイ行き」約20分(最終便要確認) | |
小樽駅 → 手宮線会場 | 徒歩約12分 |
駐車場は運河周辺に有料パーキングが複数ありますが、混雑時は公共交通利用が推奨です。
宿泊のすすめ
イベント期間中は市内ホテルの予約が集中します。アクセス重視なら「小樽駅前」エリア、雰囲気重視なら「運河沿い」がおすすめ。特に人気の宿泊施設:
天然温泉 灯の湯 ドーミーインPREMIUM小樽(駅前)
UNWIND HOTEL & BAR OTARU(歴史的建築リノベ)
ホテルノルド小樽(運河ビュー)
関連リンク:
[小樽ホテルの選び方2025]
小樽雪あかりの路でよくある質問(FAQ)
Q:悪天候でも開催されますか?
A:吹雪などの荒天時を除き、基本的に開催。公式サイトやSNSで当日情報を確認してください。
Q:ボランティアとして参加できますか?
A:事前申込制で可能です。例年12月頃に募集開始。
Q:混雑を避けるには?
A:17:30〜19:00が最混雑。開場直後か20時以降がおすすめ。
Googleマップ(主要会場)
小樽運河(北海道小樽市港町)
旧手宮線(北海道小樽市色内2丁目)
天狗山ロープウェイ(北海道小樽市最上2丁目16-15)
小樽芸術村(北海道小樽市色内1丁目3-1)
編集後記
小樽の雪あかりは、観光イベントでありながら“静けさ”を大切にしています。誰かの手で灯された一つひとつの光が、訪れる人の心を温める。写真映え以上に、現地でしか感じられない“音のない時間”が、このイベントの本質です。



