ユンヒへ 小樽ロケ地巡り|冬の運河・手宮線・郵便局を歩く
- 2 日前
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韓国映画『ユンヒへ』のロケ地を小樽で巡るなら、まず「小樽フィルムコミッションや小樽観光協会が公式に確認している地点」と「信頼性の高い複数メディアが紹介しているが公式確認中の地点」を分けて考えると、計画が立てやすくなります。この記事では冬の小樽運河・旧国鉄手宮線・豊川郵便局・花園エリアを中心に、雪の季節を意識したロケ地案内をします。
作品と小樽の関わりを整理する
『ユンヒへ』(원제: 윤희에게、英題: Dear Yunhee / Moonlit Winter)は、イム・デヒョン監督が脚本・監督を務めた2019年の韓国映画です。韓国で2019年11月、日本では2022年1月に一般公開されました。主演のキム・ヒエがユンヒ役を、中村優子がジュン役を演じます。
物語は、かつてのユンヒへ宛てた一通の手紙を娘のセボムが読んでしまうことから動き出します。ユンヒはセボムとともに小樽を訪れ、20年前に別れた恋人と再会します。冬の小樽の雪景色が物語の情感と深く結びつき、ロケーションそのものが語り手となっています。
本作は岩井俊二監督の映画『Love Letter』(1995年)へのオマージュとして企画されました。監督イム・デヒョンは『Love Letter』に影響を受けて小樽を訪れ、冬の小樽を舞台に決めたとされています。手紙によって人間関係が動き出す構造や、冬の小樽という舞台は両作品に共通しています。

※この画像はAIにより生成されたイメージ画像です。
小樽のロケ地については、小樽フィルムコミッション(FC)の公式サイトに本作が掲載されており、小樽観光協会の公式記事でも詳しく紹介されています。この記事では出典の強さをもとに各地点を整理し、韓国映画のスクリーンショットや出演者の肖像は著作権・肖像権上の理由から掲載していません。
小樽の映画・アニメ聖地巡礼を複数作品まとめて確認したい方は、小樽の映画・アニメ聖地巡礼マップ総まとめもご覧ください。
地点 | 出典の強さ | 表記の扱い |
小樽運河・浅草橋 | 準公式(FC掲載・小樽観光協会公式記事) | 「ロケ地」と表記 |
旧国鉄手宮線 | 準公式(FC掲載・小樽観光協会公式記事) | 「ロケ地」と表記 |
JR小樽駅 | 準公式(FC掲載) | 「ロケ地」と表記 |
運河公園 | 準公式(FC掲載) | 「ロケ地」と表記 |
小樽豊川郵便局 | 準公式(小樽観光協会公式記事で明記) | 「ロケ地」と表記 |
花園エリア・嵐山仲見世小路 | 準公式(小樽観光協会公式記事で明記) | 「ロケ地」と表記 |
グランドパーク小樽・おたる宏楽園・ゲストハウス憩・ル・キャトリエム | 二次情報(複数メディアで一致) | 「ロケ地とされる」と表記 |
小樽運河・浅草橋|20年ぶりの再会シーンが撮影されたロケ地
小樽運河は1923年(大正12年)完成の全長1,140mの運河です。石造りの倉庫群とレトロなガス灯が並ぶ景観は小樽観光の象徴として広く知られています。小樽フィルムコミッション掲載・小樽観光協会公式記事で確認されたロケ地です。
本作最大の見どころの一つが、この運河を舞台にしたユンヒとジュンの20年ぶりの再会シーンです。制作チームは韓国から大量の照明機材を持ち込み、既存のブルーLEDを暖色系に交換して撮影しました。約400mにわたる撮影区間に、猛吹雪の中でも「思いが強いほど言葉にならない」という演出で二人は見つめ合うだけの場面が撮られました。

※この画像はAIにより生成されたイメージ画像です。
冬の夜、ガス灯の温かい光と雪の運河が映える景色は、映画の情感を追体験するのに最も向いている場所です。日没後にガス灯が点灯し(通常は日没〜24:00、6〜8月は18:00〜24:00)、夜の散策が特に印象的です。
Love Letter・First Love 初恋・さよならのつづきなど複数作品との共通ロケ地でもあり、2作品以上を合わせて巡る際の中心地点になります。
アクセス・基本情報
項目 | 内容 |
住所 | 北海道小樽市港町5(浅草橋・中央橋付近) |
料金 | 散策無料(運河クルーズは大人1,800円〜) |
ガス灯点灯 | 日没〜24:00(6〜8月は18:00〜) |
小樽駅から | 徒歩約8〜15分 |
旧国鉄手宮線|雪に線路が埋まる冬の情景のロケ地
旧国鉄手宮線は1880年(明治13年)に北海道で最初に開通した鉄道の一部です。1985年の廃線後、線路・踏切・遮断機をそのまま残した約1.6kmの散策路として整備されており、2018年には「北海道遺産」に選定されています。小樽フィルムコミッション掲載・小樽観光協会公式記事で確認されたロケ地です。
本作では、冬の深い雪に線路が埋もれる情景的な場面が撮影されています。映画通りの雪景色を体感できるのは積雪の多い1〜2月です。ただし深雪期は線路が見えにくくなるため、線路そのものが見えている状態を楽しむなら積雪が落ち着いた時期の方が向いています。
2月の「小樽雪あかりの路」の期間中は手宮線沿いにスノーキャンドルが灯り、映画的な幻想的な雰囲気を楽しめます。Love Letter・さよならのつづきとも共通のロケ地であり、複数の作品ファンが共に訪れる場所です。
アクセス・基本情報
項目 | 内容 |
住所 | 北海道小樽市色内1丁目7-14 周辺(色内〜手宮、全長約1,600m) |
料金 | 無料 |
営業 | 通年散策可能(冬季は積雪で線路が見えにくくなる) |
小樽駅から | 徒歩約10〜15分 |
問い合わせ | 小樽観光協会 0134-33-2510 |
小樽豊川郵便局|手紙が投函された物語の発端のロケ地
小樽豊川郵便局は、物語の発端となる場所です。小樽観光協会の公式記事で「物語はここで投函された1通の手紙から始まります」と明記されているロケ地です。 ジュンがユンヒへ宛てた手紙を投函した郵便局として、この作品を語る上で欠かせない地点になっています。
「豊川町の坂の途中にある可愛らしい外観」が選定理由とも紹介されており、冬は雪が積もり映画の情景に近い風景を楽しめます。現役の郵便局のため、外観の見学・撮影は外から行い、郵便業務の妨げにならないよう配慮してください。

※この画像はAIにより生成されたイメージ画像です。
アクセス・基本情報
項目 | 内容 |
住所 | 北海道小樽市豊川町14-7 |
電話 | 0134-32-9076 |
料金 | 外観のみ(無料) |
営業時間 | 郵便口: 月〜金 9:00〜17:00 |
見学 | 外観のみ可。郵便業務の妨げにならないよう配慮 |
JR小樽駅と運河公園|巡礼の起点と北運河エリアのロケ地
JR小樽駅は、小樽フィルムコミッション掲載で確認されたロケ地です。1934年(昭和9年)建築のレトロな駅舎で、構内には小樽名産のガラスランプが飾られています。劇中には小樽〜札幌間のJR函館線も登場し、海岸線沿いを走る路線が小樽への旅の序幕を飾ります。全ロケ地巡りの出発点として機能する場所でもあります。
運河公園は小樽フィルムコミッション掲載で確認されたロケ地で、北運河エリアに位置します(北海道小樽市色内3丁目6)。幅40mの原風景を残す北運河沿いの公園で、明治・大正期の石造倉庫を再利用した遊具棟があります。噴水池は「船入澗(ふないりま)」をモチーフにしており、冬季は噴水が停止し、遊具棟も閉鎖期間があります。公園自体は通年アクセス可能です(無料)。
花園エリア・嵐山仲見世小路|昭和ノスタルジックな路地のロケ地
花園エリアと嵐山仲見世小路は、小樽観光協会の公式記事で「あかり小路」「宵待通り」などとともに明記されているロケ地です。 JR小樽駅と南小樽駅の中間エリアに位置し、昭和ノスタルジックな歓楽街・迷路のような裏路地が残っています。
本作では夜の撮影シーンにこのエリアの路地が登場します。赤い提灯のある狭い小路、カクカクと曲がる道、灯りのにじむ夜の路地が映画の情感を醸し出しています。かつてこのエリアには「スパル座」という映画館があったとも伝えられており、小樽の歴史的な歓楽街としての背景を持つ場所です。
冬の雪の路地と提灯の灯りが映画的な雰囲気を生む一方、夜間は飲食店・住民への配慮が必要です。店舗前での長時間の撮影や騒音は避けてください。
アクセス・基本情報
項目 | 内容 |
住所 | 北海道小樽市花園(JR小樽駅から徒歩約5〜7分・寿司屋通り方面) |
料金 | 散策無料 |
注意 | 夜間は飲食店・住民への配慮が必要。路地は営業中の店舗が多い |
二次情報で紹介されるロケ地(4地点)
以下の4地点は、信頼性の高い複数のメディアがロケ地として紹介していますが、いずれも公式フィルムコミッションへの掲載を今回の調査では確認できていない二次情報です。「ロケ地とされる場所」として参考程度に立ち寄る感覚が安心です。
グランドパーク小樽(北海道小樽市築港11-3・JR小樽築港駅から徒歩約5分)は、バーシーンで使用されたロケ地とされています。現役の営業ホテルで、外観やロビーは見学できますが、バーはホテル宿泊者・飲食利用者向けです。
おたる宏楽園(北海道小樽市新光5丁目18番2号・JR小樽築港駅からタクシー約10分)は、室内シーンが撮影された宿としてロケ地紹介されています。28の露天風呂付き客室と広大な日本庭園を持つ高級温泉旅館です。聖地巡礼目的での施設見学可否は事前確認を推奨します。
ゲストハウス憩は、ユンヒとセボム親子が宿を移った場面で登場するとされています。美術スタッフが壁面塗り替えや看板制作を担当したセット改装が行われたとされますが、現在の施設の営業状況は今回の調査では確認できていません。外観のみの見学が安全です。
ル・キャトリエムは、小樽運河沿いにある洋菓子店として登場するとされています(1階がケーキ販売・2階がカフェの構成)。こちらも現在の営業状況は確認中のため、訪問前に現地または公式情報を確認してください。
小樽駅から歩く推奨コースと所要時間
ロケ地は市街地に集まっているものが多く、小樽駅を起点に歩いて回れます。
JR小樽駅(出発) ↓ 徒歩約5〜7分(寿司屋通り方面) 花園エリア・嵐山仲見世小路(昭和の路地の雰囲気) ↓ 徒歩約10〜15分(豊川町の坂道) 小樽豊川郵便局(手紙の投函場所) ↓ 坂を下り徒歩約10〜15分 旧国鉄手宮線(線路散策・約1.6km) ↓ 運河方面へ徒歩約10分 小樽運河・浅草橋(再会シーンの場所) ↓ 北運河方面へ徒歩約10分 運河公園(北運河エリア)
合計の目安: 中心ルートで徒歩約2〜3時間。冬は路面凍結があるため、各地点でゆっくり景色を楽しむ余裕も含め半日を確保するのが安心です。
グランドパーク小樽・おたる宏楽園はJR小樽築港駅からのアクセスになります。市街地ルートとは移動方法が異なるため、別日程またはタクシー・車での計画が安心です。
訪問前に確認しておくこと
確認事項 | 内容 |
冬季の防寒 | 防寒着・スノーブーツ・滑り止め必須。気温が氷点下になる日も多い |
JR・バスの遅延 | 積雪・悪天候による遅延があるため、移動時間に余裕を持つ |
旧手宮線の積雪 | 深雪期は線路が見えにくい。映画の雪景色に最も近い時期は1〜2月 |
運河の夜間 | ガス灯点灯は日没〜24:00。夜間歩行は路面凍結に注意 |
花園エリアの夜間 | 飲食店・住民への配慮 MUST。騒音・迷惑行為は厳禁 |
豊川郵便局 | 現役の郵便局。外観撮影のみ・業務の妨げにならないよう |
映画の権利 | スクリーンショット・出演者の肖像の転載は不可。現地風景のみ撮影可 |
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アクセスと地図
以下の地図は位置確認用です。実際の移動では冬季の路面状況・各施設の営業時間を優先してください。
小樽駅の位置を確認できます。全ロケ地巡りの出発点です。
豊川郵便局の位置を確認できます。豊川町の坂道沿いにある現役の郵便局です。外観のみ見学可能です。
旧手宮線散策路の位置を確認できます。色内入口から手宮方向へ約1.6kmを散策できます。
小樽運河の位置を確認できます。浅草橋・中央橋方面の散策路と合わせて歩けます。
運河公園の位置を確認できます。北運河エリアに位置し、小樽駅からバスでのアクセスも可能です。
COTARUの位置を確認できます。市街地巡礼前後の休憩・ルート相談に使いやすい拠点です。
FAQ
『ユンヒへ』の小樽ロケ地巡りで迷いやすい点をまとめます。
全部のロケ地を巡るにはどのくらい時間がかかりますか?
小樽駅を起点に豊川郵便局・花園エリア・旧国鉄手宮線・小樽運河・運河公園を歩く中心ルートなら徒歩2〜3時間が目安です。グランドパーク小樽・おたる宏楽園を加えると半日〜1日かかります。冬は路面の凍結で移動に時間がかかるため、余裕を持った計画が安心です。
映画と同じ雪景色を楽しめる時期はいつですか?
最も映画の雰囲気に近いのは積雪が多い1〜2月です。旧国鉄手宮線は深雪期に線路が雪に埋まり、映画で描かれた情景に近くなります。2月の「小樽雪あかりの路」期間は手宮線沿いにスノーキャンドルが灯り、特に幻想的な雰囲気を楽しめます。
冬の小樽観光で気をつけることは?
防寒着・スノーブーツ・滑り止めは必須です。小樽の冬は気温が氷点下になる日も多く、坂道や石畳が凍結します。JRやバスは積雪・遅延が発生することがあるため、移動時間に余裕を持ちましょう。夜間は特に路面が滑りやすくなります。
ロケ地で写真を撮る際のマナーは?
旧手宮線・運河・公道は自由に撮影できます。豊川郵便局は現役の郵便局のため外観撮影に限り、業務の妨げにならないよう配慮してください。花園エリアは夜間に営業する店舗・住民への配慮が必要です。グランドパーク小樽・おたる宏楽園は施設の許可に従ってください。
『Love Letter』と合わせて1日で巡れますか?
可能です。小樽運河・旧国鉄手宮線・小樽駅は両作品の共通ロケ地で同じルート上にあります。ユンヒへ固有の豊川郵便局・花園エリアを加えると、2作品合わせた「冬の小樽 日韓映画の舞台を歩く」コースになります。ただし坂道の多い冬の小樽は体力を消耗しやすいため、無理のない計画にしてください。
まとめ:冬の小樽で2作品の記憶を重ねて歩く
『ユンヒへ』の小樽ロケ地巡りは、小樽運河・旧国鉄手宮線・豊川郵便局・花園エリアの6地点が準公式以上の出典で確認できる中心地点です。 猛吹雪の中で撮影された運河の再会シーン、雪に線路が埋まる手宮線、坂道沿いの小さな郵便局——それぞれに映画の情感が宿る場所があります。
Love Letter へのオマージュとして生まれた本作と、25年以上前の Love Letter が同じ冬の小樽を舞台にしていることは、この地が持つ特別な力を表しています。2作品を合わせて歩く「冬の小樽 日韓映画の舞台めぐり」は、小樽を深く知るもっとも豊かな方法のひとつです。


