新千歳空港から小樽への行き方完全ガイド|JR直通・バス・レンタカー比較
- 4月27日
- 読了時間: 8分
更新日:6 日前
新千歳空港から小樽へは、JR快速エアポートの直通便を使えば乗り換えなしで約73分・1,910円で到着できます。2025年4月からは北海道中央バスの直通便(1日3便)も加わりましたが、本数と所要時間ではJRが大きくリードしています。インバウンド旅行者はJAPAN RAIL PASSやHokkaido Rail Passを持っていれば追加運賃なしで乗車可能です。手段ごとの特徴と選び方を解説します。
新千歳空港〜小樽の移動事情 — まず知っておきたいこと
※この画像はAIにより生成されたイメージ画像です。
新千歳空港から小樽への主な移動手段は3つです。JR快速エアポートは「直通はJRだけ!」(JR北海道公式)のキャッチコピーどおり、最速・最頻の選択肢です。2025年4月に新設された直通バス便は本数が限られており、レンタカーは積丹半島や朝里川温泉との組み合わせを前提とした手段です。
手段 | 所要時間 | 料金(大人片道) | 1日の本数 |
JR 快速エアポート(直通) | 約73分 | 1,910円 | 日中 毎時1〜2本 |
直通バス(中央バス) | 約90分 | 2,300円 | 3便 |
レンタカー(高速) | 約52分 + 市街地 | 高速2,250円別途 | — |
JR快速エアポートは新千歳空港6:38発(始発)から23:21発(終電)まで運行しており、早朝便から夜遅いフライトまで対応できます。
JR直通快速エアポート — 最速・最簡単のメイン手段
JR快速エアポートは新千歳空港駅〜小樽駅を直通で結ぶ列車です。途中停車駅は南千歳・千歳・恵庭・恵み野・北広島・新札幌・札幌・手稲・稲穂・星置・ほしみ・銭函・朝里・小樽築港・南小樽を経て小樽に至ります。
運賃・所要時間
項目 | 内容 |
普通運賃(大人) | 1,910円(2025年4月1日改定後) |
普通運賃(こども 6〜11歳) | 960円 |
所要時間(最速) | 約73分 |
所要時間(平均) | 約75〜80分 |
始発(新千歳空港発) | 6:38(小樽7:18着) |
終電(新千歳空港発) | 23:21(小樽23:54着) |
この1,910円の内訳は、新千歳空港〜札幌区間(1,150円)と札幌〜小樽区間(800円)を合算した通し運賃です。乗り換えなしで両区間を移動できます。
指定席「Uシート」
4号車は追加料金で座席指定できるUシートです。通常840円(こども420円)で、えきねっと(JR東日本のWeb予約サービス)から購入する夕方限定のチケットレス商品は300円になります。座席下スペースが広めでテーブル・チケットホルダー付き(最前列除く)。大型荷物置場も設置されており、スーツケース旅行者にも対応できます。GWや夏季(7〜8月)は混雑するため、座席確保を優先する場合は事前予約が確実です。
車両設備
設備 | 内容 |
Wi-Fi | JR北海道フリーWi-Fi 利用可能 |
荷物置場 | 大型スーツケース対応(号車端部) |
バリアフリー | 733系: 乗降口ステップなし・車いす対応トイレ・多目的室 |
IC カード | Kitaca・Suica・PASMO・ICOCA など全国交通系ICが利用可能 |
新千歳空港駅へのアクセス
新千歳空港駅はターミナルビル地下1階(B1F)にあります。国内線ターミナル2階センタープラザからエスカレーター・エレベーターで地下1階へ降ります。空港内には日本語・英語・中国語・韓国語の多言語サインがあり、国内線到着口からは徒歩約5〜10分で駅に到着できます。
札幌乗り換えが必要なケース
日中は小樽直通便が毎時1〜2本運行しています。ただし深夜帯(概ね23:22〜翌6:37)の一部時間帯には小樽直通便が設定されていない場合があり、その際は札幌駅での乗り換えが必要です。
札幌駅でのJR函館本線への乗り換えは同じ構内で完結でき、最低3〜5分の接続時間で乗り換えられます。追加運賃は発生せず、ICカード利用の場合は自動で計算されます。
札幌を経由して小樽を訪れる旅程(例: 札幌宿泊後に小樽日帰り)については、札幌から小樽へのアクセス完全ガイドで詳しく解説しています。
高速バス — 直通便の時刻と現実的な選択
※この画像はAIにより生成されたイメージ画像です。
2025年4月1日より、北海道中央バスが新千歳空港〜小樽間の直通バス便(空港連絡バス小樽線)を新設しました。2026年4月現在は1往復増便され計3往復が運行しています。
新千歳空港(ANA前・20番乗り場)発 → 小樽駅前
発時刻 | 着時刻(予定) |
10:38 | 12:08 |
13:38 | 15:08 |
15:38 | 17:08 |
小樽駅前ターミナル(2番)発 → 新千歳空港
発時刻 |
7:30 |
9:00 |
3便目: 【要確認:北海道中央バス公式サイト(0134-25-3333)で最新時刻の確認を推奨します】 |
片道2,300円(こども1,150円)。予約不要の先着乗車制で、現金・交通系ICカード・クレジットカードタッチ決済・スマホ乗車券「バスモ」で支払えます。往復割引・回数券はありません。
JRとの比較では、所要時間(約90分 vs 約73分)・運賃(2,300円 vs 1,910円)・1日の本数(3便 vs 多数)のすべてでJRが上回っています。バス利用が現実的なのは、JRの直通便の時刻とフライト到着時刻が合わない場合か、座席でゆっくり移動したい場合に限られます。冬期(12〜3月)は路面状況によって所要時間が大幅に延びる可能性があります。
レンタカー — 積丹・道南と組み合わせる場合
レンタカーは新千歳空港から小樽を経由して積丹半島や朝里川温泉、さらに道南方面へ向かう旅程に適した手段です。
高速道路(道央自動車道 E5 + 札樽自動車道 E5A)経由
項目 | 内容 |
ルート | 新千歳空港IC → 道央自動車道 → 札幌JCT → 札樽自動車道 → 小樽IC |
距離(高速) | 77.5km |
所要時間 | 約52分(渋滞なし) |
高速料金(通常・ETC) | 2,250円(普通車) |
深夜割引(0〜4時) | 約1,575円(30%割引) |
小樽IC〜小樽駅 | 市街地で約5分 |
新千歳空港のレンタカー各社は空港ターミナル内にカウンターを設けており、営業所まで無料送迎バス(所要10〜15分)で移動する形になります。
会社 | カウンター営業時間 |
トヨタレンタリース | 8:00〜20:00 |
ニッポンレンタカー | 7:00〜22:00 |
オリックスレンタカー | 8:00〜19:00 |
日産レンタカー | 8:00〜20:00 |
ほか合計10社 | 各社に確認 |
冬期(12〜3月)はスタッドレスタイヤ装着車の選択が必須です。小樽市内の駐車場情報については札幌から小樽へのアクセス完全ガイド§4 で詳述しています。
インバウンド向けお得切符
インバウンド旅行者にとって、JR快速エアポートは鉄道パスとの相性が良い手段です。パスを持っていれば新千歳空港〜小樽間の追加運賃なしで移動できます。
JAPAN RAIL PASS(全国版・2026年4月現在)
種類 | 普通車(大人) | こども(6〜11歳) |
7日間 | 50,000円 | 25,000円 |
14日間 | 80,000円 | 40,000円 |
21日間 | 100,000円 | 50,000円 |
対象: 外国人旅行者(短期滞在入国者)。新千歳空港〜小樽の函館本線・快速エアポート自由席で利用可能です。Uシート(指定席4号車)を使う場合は840円の追加料金が必要です。購入は海外の旅行代理店・JR PASSオンライン販売(出発前に引換証を取得)、または新千歳空港駅・札幌駅等でパスポート提示で購入できます。
Hokkaido Rail Pass(北海道限定・外国人向け)
種類 | 大人(事前購入) | 大人(現地購入) |
5日間 | 22,000円 | 23,000円 |
7日間 | 28,000円 | 29,000円 |
10日間 | 37,000円 | 38,000円 |
JR北海道全線(北海道新幹線・道南いさりび鉄道を除く)が対象で、新千歳空港〜小樽間でも利用可能です。購入はJR-EAST Train Reservation(オンライン)・海外旅行代理店・新千歳空港駅(パスポート提示)で可能です。「3日間」「Flexible 4日間」タイプはJR北海道公式ページに記載がなく【要確認:廃止・変更の可能性があるため公式サイトで確認を推奨します】。
JR北海道エリアパス(北海道内 + 道外 + 小樽の組み合わせに)
北海道全域ではなく、特定エリアに絞ったパスも外国人向けに販売されています。
パス名 | 価格(大人・事前購入) | 利用可能エリア(抜粋) |
Sapporo-Noboribetsu Area Pass | 10,000円 | 新千歳空港・札幌・小樽・登別 |
Sapporo-Furano Area Pass | 11,000円 | 新千歳空港・札幌・小樽・富良野・美瑛 |
どちらも新千歳空港〜小樽間で利用可能です。1〜2泊の北海道旅行で新千歳空港・札幌・小樽を組み合わせる旅程なら、Hokkaido Rail Passより安価に済む可能性があります。
Welcome Suica(ICカード)
外国人観光客向けのSuicaカードで、デポジット不要・有効期間28日間です。JR小樽駅はKitaca・Suica対応のため、そのままタッチ乗車できます。購入は羽田空港・成田空港・品川駅等の専用機械で可能ですが、新千歳空港での購入機設置は【要確認:最新情報はJR東日本公式サイトで確認を推奨します】。なお、小樽駅以遠(余市・倶知安方面)ではIC改札が非対応のため切符が必要です。
用途別おすすめ早見比較表
旅スタイル | 手段 | 理由 |
時間・簡単さ優先 | JR 快速エアポート(直通) | 最速73分・本数多い・乗り換えなし |
JAPAN RAIL PASS 所持 | JR(追加費用なし) | パス利用で運賃実質ゼロ |
Hokkaido Rail Pass 所持 | JR(追加費用なし) | 同上 |
エリアパス所持 | JR(追加費用なし) | Sapporo-Noboribetsuエリア対象 |
子連れ・荷物多め | JR Uシート予約 | 座席確保・荷物置場・バリアフリー |
積丹・道南と組み合わせ | レンタカー | 高速52分・行程の自由度が高い |
バス時刻が合う場合 | 直通バス | 1日3便・所要90分・運賃2,300円 |
*🗺️ JR 小樽駅周辺の位置(Google マップ)*
到着拠点となる JR 小樽駅の位置を Google マップで確認できます。新千歳空港の JR 駅・バス乗り場の場所、札幌経由ルート、直通便の発着拠点は、記事内のアクセス比較表をご覧ください。
小樽到着後の移動 + まとめ
※この画像はAIにより生成されたイメージ画像です。
JR小樽駅は観光エリアへの起点です。小樽運河(浅草橋)まで徒歩約10〜12分、堺町通りまで徒歩約10〜15分で、コアエリアはすべて徒歩15分圏内に収まっています。
大型荷物を持ち込んだ場合は、改札出て左奥のコインロッカー(小400円〜大700円・IC対応あり)に預けてから観光すると移動が楽になります。観光案内所(小樽駅構内・TEL: 0134-33-2510)では多言語パンフレットや地図を配布しています。
COTARU(北海道小樽市稲穂3-1-1 / 小樽駅から徒歩約5分)では電動アシスト自転車のレンタルが可能です。坂の多い小樽でも電動アシストがあれば運河・堺町から手宮公園・天狗山方面まで移動範囲を広げられます。電動アシスト自転車を活用した半日コースは小樽レンタサイクル半日コース、レンタサイクル各社の比較は小樽レンタサイクル比較ガイドで解説しています。小樽市内の移動手段全般は小樽の移動手段ガイドにまとめています。
新千歳空港から小樽への移動は、JR快速エアポートの直通便が最速・最頻・バリアフリー対応と三拍子そろった選択肢です。インバウンド向けパスを活用すれば運賃を節約しながら北海道の他エリアも広く移動できます。小樽での1日観光モデルプランは小樽日帰りモデルコースを参考にしてください。


