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小樽ガラス工房体験ガイド 2026|大正硝子館・北一硝子

  • 5月2日
  • 読了時間: 8分

更新日:3 日前

小樽の堺町通りにガラス工房が集まるのは、明治期に栄えた港町の歴史と深く関係しています。石油ランプの製造から始まったガラス産業が、観光産業の発展とともに「体験できるクラフト文化」として根付いてきました。吹きガラス・とんぼ玉・サンドブラストという3種類の体験があり、工房によって提供しているプランが異なります。この記事では、代表的な2工房(大正硝子館・北一硝子)の体験内容を比較し、レンタサイクルを使った工房巡りのモデルルートをご案内します。


小樽のガラス体験とは — 明治期の港町が育んだガラス文化

※この画像はAIにより生成されたイメージ画像です。


小樽のガラス産業は、明治34年(1901年)に石油ランプ・漁業用ガラス浮き玉の製造を手がけた工房にその起源をたどることができます。当時の小樽は北海道最大の商業港として栄え、漁業・海運・倉庫業に必要なガラス製品への需要が高かった地域でした。その後、ニシン漁の衰退と電気の普及によって産業としての基盤は変化しましたが、1980年代以降は観光向けのガラス工芸品として新たな展開を迎えています。

現在の堺町通りや色内エリアには、手作りガラス製品の販売店や体験工房が並んでいます。体験できる工芸の種類は大きく3つ——「吹きガラス」「とんぼ玉」「サンドブラスト」——に分かれており、それぞれ所要時間・料金・難易度が異なります。どれを選ぶかは、訪れる時期や同行者の構成によって変わってきます。GWや夏の繁忙期は混雑するため、特に予約が必要な体験は旅行前に枠を確保しておくと安心です。


体験の種類を比較 — 吹きガラス・とんぼ玉・サンドブラスト

3種類の体験はそれぞれ制作プロセスや完成品のスタイルが異なります。どの体験が自分に合っているか、以下を参考に選んでみてください。

吹きガラス(大正硝子館)は、熱したガラスを鉄管に巻き取り、息を吹き込みながら形を作る技法です。炉の熱や独特の雰囲気から、3種類のなかで最も非日常感が強い体験といえます。完成品はグラスや小瓶などで、色や形にある程度の個性が出ます。所要時間は約20分ですが、ガラスの冷却に時間がかかるため作品は当日持ち帰りできません(後日受取または郵送)。旅行中の場合は受け取り方法を事前に確認しておきましょう。事前予約が必須で、繁忙期は早めに枠が埋まります。

とんぼ玉(大正硝子館・北一硝子)は、バーナーで細いガラス棒を溶かしながら、鉄の棒に巻き取って丸い玉の形を作る技法です。完成したとんぼ玉はそのままアクセサリーとして持ち帰ることができます。吹きガラスに比べて体験時間が短く(約15〜30分)、小学生以上の子どもでも楽しみやすい内容です。当日店頭受付で参加できる工房もあります。

サンドブラスト(北一硝子)は、既製のガラス製品の表面にマスキングを施し、細かな砂を吹き付けて模様を彫る技法です。炎や熱を使わないため安全に楽しめます。デザインを選んでマスキングを貼る作業から始まるため、デザインの自由度も高く、オリジナルのグラスや食器を作る体験として人気があります。完成品は同日持ち帰り可能です。


工房別ガイド① 大正硝子館(本店)— 吹きガラスととんぼ玉の2種類

大正硝子館は、明治39年(1906年)に建設された旧名取高三郎商店(銅鉄荒物商)の建物を活用した手作りガラスの展示販売・体験施設です。昭和60年(1985年)に小樽市指定歴史的建造物に指定されており、外壁に使われた札幌軟石と鉄骨柱が組み合わさった後期明治商家建築の外観も見どころのひとつです。

※この画像はAIにより生成されたイメージ画像です。


吹きガラス体験は本店で実施されています。体験時間は約20分で、作品は後日受取(または郵送・別途送料)となります。当日持ち帰りはできないため、旅行スケジュールを考慮した上で予約してください。1枠1名案内のため、複数名での参加は順番に案内される形式です。

とんぼ玉制作体験はとんぼ玉館(本店隣接・小樽市色内1-1-6)で行われています。所要時間は約15分(冷却時間を含めると別途40分程度)で、当日店頭受付で参加できます。ただし混雑時は受付が終了することもあるため、訪問前に確認しておくと安心です。

大正硝子館ではこのほかに、ステンドプレート(約1.5時間・1,500円)やクラフトキーホルダー(約1時間・1,200円)、オリジナルアクセサリー制作(15〜30分・1,500〜3,000円)なども提供されています。

大正硝子館 本店 基本情報

項目

内容

住所

〒047-0031 北海道小樽市色内1丁目1-8

電話

0134-32-5101

営業時間

9:00〜19:00(年中無休)

吹きガラス体験料

5,500円(税込)

所要時間(吹きガラス)

約20分(作品は後日受取または郵送)

予約方法(吹きガラス)

予約サイトで事前予約 MUST

とんぼ玉体験料

1,500円(税込)

所要時間(とんぼ玉)

約15分(冷却時間別途)

予約方法(とんぼ玉)

当日店頭受付(混雑時受付終了あり)


※料金・営業時間は変動する場合があります。最新情報は大正硝子館公式サイトでご確認ください。


工房別ガイド② 北一硝子(三号館)— サンドブラストととんぼ玉アレンジメント

北一硝子は明治34年(1901年)、前身「浅原硝子」として創業し、石油ランプや漁業用ガラス浮き玉の製造を手がけてきた工房です。現在の三号館は、明治24年(1891年)に建てられた木骨石張倉庫(旧木村倉庫)を1983年に改装したもので、小樽を代表するガラスメーカーとして堺町通りに根付いています。

なお、北一硝子は吹きガラス体験を提供していません。過去に見学工房(ホットワーク・ランプワーク)として無料公開していた施設がありましたが、現在は見学休業中です。体験工房で提供している内容はサンドブラストととんぼ玉アレンジメントの2種類です。

サンドブラスト体験の所要時間は約1時間30分で、料金は3,300円〜(体験料1,200円+材料費2,100円〜)です。完成品はガラス製品の表面に模様が彫られたオリジナル作品で、当日持ち帰りできます。WEBまたは電話で2日前17時までに予約が必要です(前日は電話のみ受付)。

とんぼ玉アレンジメント体験の所要時間は約30分で、料金は材料費1,500円前後+パーツ代100〜200円程度です。WEB/電話(2日前17時締切)または当日来店での受付も可能です。最終受付はいずれの体験も午後3時〜3時15分頃となっています。

北一硝子 製作体験工房 基本情報

項目

内容

住所(三号館・体験工房)

〒047-0027 北海道小樽市堺町7-26

電話

0134-33-1993

体験営業時間

9:45〜17:00(最終受付 15:00〜15:15)

サンドブラスト料

3,300円〜(税込)

所要時間(サンドブラスト)

約1時間30分

予約方法

WEB/電話(2日前17時締切)・前日は電話のみ

とんぼ玉アレンジメント料

材料費1,500円前後+パーツ代

所要時間(とんぼ玉)

約30分

見学工房(吹きガラス・ランプワーク)

現在休業中


※料金・営業時間は変動する場合があります。最新情報は北一硝子公式サイトでご確認ください。


工房巡りの回り方 — レンタサイクルでまとめて体験するモデルルート

小樽駅前を起点にレンタサイクルを利用すると、大正硝子館(色内エリア)と北一硝子(堺町エリア)を効率よく回ることができます。2つの工房は徒歩でも移動できる距離ですが、自転車を使うと移動の柔軟性が高まり、体験の合間に堺町通りの散策もしやすくなります。


*🗺️ 堺町通り周辺の位置(Google マップ)*

ガラス工房が集まる堺町通り周辺の位置を Google マップで確認できます。各工房の詳細な住所・予約情報は、記事内の工房別ガイドセクションをご覧ください。

半日プランの目安として、午前中に吹きガラス体験(大正硝子館・約20分)の予約を入れておき、その後北一硝子のサンドブラスト体験(約1.5時間)またはとんぼ玉(約30分)に移動するルートが組みやすいです。吹きガラスの作品は当日持ち帰りできないため、受け取りは後日または郵送で手配してください。

※この画像はAIにより生成されたイメージ画像です。


工房巡りの途中には小樽芸術村(色内エリア)に立ち寄ることもできます。小樽芸術村は鑑賞施設です。ステンドグラス美術館(小樽市色内1-2-17)では、約100年前にイギリスで制作され実際の教会を飾ったステンドグラス作品を鑑賞できます。ガラス製作体験は提供していませんが、歴史的なガラス芸術に触れる場として工房巡りと合わせて訪れる観光客も多くいます。入場料は単館券で一般1,200円です(5〜10月は9:30〜17:00・水曜定休)。

小樽の観光スポットを自転車でまとめてめぐるには、小樽レンタサイクル半日コースの記事もご参考ください。レンタサイクルを使った小樽観光の全体的な動線については小樽日帰りモデルコースでも紹介しています。

※この画像はAIにより生成されたイメージ画像です。


GW(4月下旬〜5月上旬)と夏休み(7〜8月)は特に体験枠の予約が埋まりやすい時期です。吹きガラスのように事前予約が必須の体験は、旅行日程が決まり次第早めに予約しておくと安心です。当日受付が可能なとんぼ玉やサンドブラストも、混雑時は受付終了になる場合があります。

堺町通りから小樽駅前までのアクセスについては小樽の交通・移動手段ガイド、堺町通り周辺の観光全体については小樽運河エリア完全ガイドも参考にしてください。また、4〜5月のサクラ見ごろにあわせてガラス体験を計画している場合は小樽さくらガイドもご参照ください。


まとめ

小樽のガラス体験は、工房ごとに提供内容が異なります。大正硝子館は吹きガラス(5,500円・事前予約必須・後日受取)ととんぼ玉(1,500円・当日店頭受付)、北一硝子はサンドブラスト(3,300円〜・2日前予約)ととんぼ玉アレンジメント(材料費1,500円前後・当日来店可)の2種類を提供しています。明治期の産業史を背景に持つ「つくる観光」として定着しており、レンタサイクルを使えば2工房を半日でまとめてめぐることができます。

小樽駅前のCOTARUカフェは工房体験の前後に立ち寄りやすい場所にあります。COTARUでは電動アシスト自転車のレンタルも承っており、堺町通り・色内エリアへの工房巡りの起点としてご活用いただけます。ガラス体験と合わせて、小樽の街をのんびり自転車で巡ってみてください。


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※掲載情報は2026年5月2日時点のものです。最新の料金・営業時間・予約方法は各工房の公式サイトでご確認ください。

 
 
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