小樽ウニ解禁 2026|小樽港ウニ漁と寿司・丼の旬ガイド
- 5月10日
- 読了時間: 11分
更新日:6月4日
小樽港のウニ漁は過去4年連続で5月15日に解禁となっています。漁期は8月31日まで、操業時間は早朝5時から9時の4時間に限られます。

※この画像はAIにより生成されたイメージ画像です。実在の施設・看板等を再現したものではありません。
小樽港のウニ漁解禁とは
小樽は日本海に面した漁業都市で、市内海岸線は約68.62kmに及びます。年間漁獲金額は約40億円にのぼり、約40種類の魚介類が水揚げされています。
そのなかで夏の主役となるのがウニです。小樽港の前浜(まえはま)で獲れるウニは「小樽産ウニ」「小樽前ウニ」として業界内で慣用的に呼ばれ、小樽観光協会の公式サイト「おたるぽーたる」にも同表記が登場します。主要な漁場は祝津地区と高島地区の小樽市内前浜です。漁師が早朝に漁し、その日のうちに「折詰」または「塩水ウニ」に加工して、製造者名のラベルを貼って出荷する仕組みのため、産地・生産者の追跡が可能になっています。
小樽産ウニの強みは「近接性」にあります。漁場の祝津・高島地区から漁協・市場・寿司屋まで車で10〜20分圏内。水揚げ当日に市場や寿司店の仕入れ担当者のもとに届くサイクルが、鮮度の高さを支えています。日本海の昆布を主食とするウニは甘みと風味が豊かで、地元の料理人からも高い評価を受けています。
小樽前ウニには主に2種類があります。
種類 | 通称 | 身の色 | 味の特徴 | 価格傾向 |
エゾバフンウニ | 赤・ガゼ・ガンゼ | 濃いオレンジ色 | 濃厚で甘みが強い。7月頃が最も甘みの強い時期 | 高値。解禁初期は1万円前後の引き合いがある年も(2024〜2025年実績) |
キタムラサキウニ | 白・ノナ | 薄い黄色 | さっぱりとした上品な甘み | バフンより安価で入手しやすい |
漁期初期の5〜6月はムラサキウニが中心で、バフンウニは希少で高値になります。7月以降は両種とも甘みが増し、バフンは「最盛期」を迎えます。地元の料理人が「7月頃が最も甘みが強い」と評する旬の峰を目指した訪問も、おすすめのアプローチです。
積丹半島のウニも北海道を代表する産地のひとつですが、小樽港のウニは「小樽駅徒歩圏で完結する」という近接性が最大の魅力です。積丹との違いについては積丹ウニ解禁2026ガイド|小樽から日帰りもあわせてご覧ください。
密漁について
観光で小樽を訪れた際、海岸でウニを採ってみたいと思う方もいるかもしれませんが、これは犯罪行為です。改正漁業法(2020年12月1日施行)により、漁業権が設定された海域での無許可採捕は漁業権侵害として最大100万円以下の罰金の対象となります。遊漁・自家消費が目的であっても違法となります。なお、アワビ・ナマコ・シラスウナギは「特定水産動植物」として別格の罰則(3年以下の拘禁刑または3,000万円以下の罰金)が設けられています。旬のウニは必ず正規の市場や店舗でお求めください。
2026年解禁日と漁期(公式根拠)
小樽港のウニ漁は、2022年から2025年まで4年連続で5月15日に解禁となっています。初競りは翌16日(2022年のみ17日)に行われるのが例年のパターンです。
年 | 解禁日 | 初競り | 備考 |
2022年 | 5月15日 | 5月17日 | — |
2023年 | 5月15日 | 5月16日 | — |
2024年 | 5月15日 | 5月16日 | しけにより漁獲減 |
2025年 | 5月15日 | 5月16日 | バフン1万円前後の引き合い |
2026年についても、取り寄せサイト「PREZO」(https://prezo.jp/product/947)が「2026.5.15 漁解禁」と明記するなど、例年通り5月15日が見込まれています。ただし、小樽市漁業協同組合・小樽機船漁業協同組合からの一次公式発表は本記事執筆時点(2026年5月9日)で確認できていません。天候・海況などにより変動する場合もあるため、訪問前に小樽市漁業協同組合の正式発表を必ずご確認ください。
漁期と操業時間は以下の通りです。
漁期は5月15日から8月31日まで、漁業時間は午前5時から9時の4時間限定操業です。
解禁日当日から店頭にウニが並ぶとは限りません。漁協から卸、各店舗までの流通ルートを経るため、解禁後に流通が安定するまで数日〜最大2週間のラグが生じる場合があります。5月15日前後の訪問を予定している方は、直前に各店・市場へ入荷状況をお問い合わせください。
小樽で食べる地元ウニ — 寿司屋ガイド
小樽には、明治末期から続く老舗から現代的な寿司屋まで、花園〜稲穂エリアの「寿司屋通り」に店が集積しています。全長約1kmのエリアに複数の名店が並ぶのは、小樽ならではの風景です。以下の5店舗は、小樽観光協会「おたるぽーたる」掲載または公式サイトで営業実在を確認したものです。価格はいずれも時価・年により変動のため、各店の公式情報または来店時にご確認ください。

※この画像はAIにより生成されたイメージ画像です。実在の施設・看板等を再現したものではありません。
おたる政寿司 本店
小樽寿司屋通りを代表する老舗の一軒です。旬の北海道産ネタを中心に提供しており、ウニ解禁の5〜8月には旬の握り・軍艦巻が登場します(詳細は来店時にご確認ください)。観光ピーク期は混雑が予想されるため、予約可否については事前に電話でお問い合わせください。
項目 | 内容 |
住所 | 〒047-0024 北海道小樽市花園1丁目1番1号(寿司屋通り) |
電話 | 0134-64-1101(公式サイト掲載番号) |
営業時間 | ランチ 11:00〜15:00 / ディナー 17:00〜21:00 |
定休日 | 毎週水曜日・元旦(祝祭日・行事により変動あり) |
アクセス | JR小樽駅から徒歩約15分 |
公式サイト | https://masazushi.co.jp/shop-honten/ |
寿司和食しかま
寿司屋通りに店を構える和食寿司店です。小樽寿司屋通り名店会加盟店として、旬のネタを大切にしたカウンター寿司を提供しています。ウニの提供詳細は来店時または電話でご確認ください。
項目 | 内容 |
住所 | 〒047-0024 北海道小樽市花園1-2-5(寿司屋通り) |
電話 | 0134-25-4040 |
営業時間 | 11:00〜15:00 / 17:00〜21:00 |
定休日 | 火曜日・隔週月曜日(その他不定休) |
アクセス | JR小樽駅から徒歩約15分 |
小樽 町のすし
寿司屋通りの中心部に位置し、昼から夜まで通しで営業しているため、時間に融通が利きやすい店です。旬のネタ中心のスタイルで、解禁期には旬のウニを使ったメニューが登場することが見込まれます。
項目 | 内容 |
住所 | 北海道小樽市稲穂1-1-1(寿司屋通り) |
電話 | 0134-25-3430 |
営業時間 | 11:00〜22:00(L.O.21:30) |
定休日 | 不定休 |
アクセス | JR小樽駅から徒歩約10分 |
公式サイト | https://www.machino-sushi.com/ |
日本橋
稲穂エリアの寿司屋通りに店を構える店です。ランチとディナーの2部制で営業しており、北海道産の旬のネタを丁寧に仕込んでいます。ウニの提供については来店時にご確認ください。
項目 | 内容 |
住所 | 〒047-0032 小樽市稲穂1-1-4(寿司屋通り) |
電話 | 0134-33-3773 |
営業時間 | 昼 11:00〜15:00 / 夜 17:00〜20:00 |
定休日 | 木曜日・第1・第3水曜日 |
アクセス | JR小樽駅から徒歩約10分 |
伊勢鮨
稲穂エリアで駅から7分と比較的アクセスしやすい位置にある寿司店です。小樽観光協会「おたるぽーたる」の記事(2023年6月号)において、ウニ軍艦・ウニ焼き・ウニ冷製茶碗蒸しの提供が確認されています。ネタがなくなり次第、営業時間内でも終了することがある点は要注意です。
項目 | 内容 |
住所 | 〒047-0032 北海道小樽市稲穂3-15-3 |
電話 | 0134-23-1425 |
営業時間 | 昼 11:30〜15:00 / 夜 17:00〜21:00(ネタ切れ終了あり) |
定休日 | 毎週水曜日・第1・第2火曜日(祝日は営業) |
アクセス | JR小樽駅から徒歩約7分 |
公式サイト | http://www.isezushi.com/ |
寿司屋通りの各店は観光ピーク期(6〜8月)に行列が生じることがあります。週末・祝日の訪問では待ち時間が発生することを見込んでおき、予約の可否は各店へ事前に電話でご確認ください。
下のマップは寿司屋通り(花園〜稲穂エリア)の位置です。JR小樽駅から徒歩7〜15分の範囲に5軒が集まっています。
小樽駅周辺の海鮮丼店・市場食堂
寿司屋通りとは異なるアプローチで旬のウニを楽しめるのが、三角市場・鱗友朝市・堺町エリアの海鮮丼店・市場食堂です。以下の5店舗は小樽観光協会「おたるぽーたる」掲載または各店公式サイトで実在を確認したものです。価格は時価・年により変動します。

※この画像はAIにより生成されたイメージ画像です。実在の施設・看板等を再現したものではありません。
さんかく亭(三角市場内)
JR小樽駅から徒歩1分という好立地にある三角市場の中の食堂です。カラフルな海鮮丼でウニを含む丼メニューを提供しています。売り切れ次第終了のため、午前中の早い時間帯が確実です。価格は時価です。
項目 | 内容 |
住所 | 〒047-0032 北海道小樽市稲穂3-10-16 三角市場内 |
電話 | 080-5724-9212 |
営業時間 | 8:30〜15:00(売り切れ次第終了) |
定休日 | 木曜日 |
アクセス | JR小樽駅から徒歩1分 |
公式サイト | https://www.sankakutei.com/ |
三角市場は同じ建物内に鮮魚店も入っており、武田鮮魚店などでウニの購入もできます。駅直近という利便性から観光客に人気が高い市場です。
北のどんぶり屋 滝波食堂(三角市場内)
三角市場内で早朝7時から営業しており、「無添加・生うに(ミョウバン無し)」と明記したメニューが特徴です。3〜4品を選べる「わがまま丼」でウニを組み合わせることができます。年中無休(元日のみ休み)の通年営業も使い勝手のよいポイントです。
項目 | 内容 |
住所 | 〒047-0032 北海道小樽市稲穂3-10-16 三角市場内 |
電話 | 0134-23-1426 |
営業時間 | 7:00〜17:00(年末年始は短縮あり) |
定休日 | 元日のみ(年中無休) |
アクセス | JR小樽駅から徒歩1分 |
公式サイト | https://otaru-takinami.com/fr/5 |
鱗友朝市 朝市食堂
小樽で最も早く開く市場として知られる鱗友朝市の食堂です。早朝4時からの営業で、市場内の鮮魚店でウニ(100g 2,000〜3,000円前後・季節・種類により変動)を購入し、朝市食堂のご飯セット(400円)に乗せて食べる「セルフうに丼」スタイルが地元で人気を集めています。
項目 | 内容 |
住所 | 〒047-0012 北海道小樽市色内3-10-15(鱗友朝市内) |
電話 | 0134-22-0257(鱗友朝市) |
営業時間 | 4:00〜14:00 |
定休日 | 日曜日 |
アクセス | JR小樽駅から徒歩約10〜15分 |
なお鱗友朝市の朝市食堂に独立した公式サイトは本記事執筆時点で確認できませんでした。詳細は電話でご確認ください。
小樽ポセイ丼 堺町総本店
堺町通り・小樽運河の徒歩圏にある海鮮丼専門店です。看板メニューの「ポセイ丼」にはマグロ・サーモン・ネギトロ・とびっこ・ホタテ・かに・甘エビ・いくら・雲丹(ウニ)の9種が盛り込まれた豪華な丼です。週末は行列ができる人気店のため、混雑を避けるなら開店直後の時間帯が適しています。価格は公式サイトでご確認ください。
項目 | 内容 |
住所 | 〒047-0027 北海道小樽市堺町4-9 |
電話 | 0134-61-1478 |
営業時間 | 11:00〜18:00(L.O.17:30) |
定休日 | 年末年始 |
アクセス | JR小樽駅から徒歩約15分(堺町通り・小樽運河周辺) |
公式サイト | https://www.otaru-poseidon.jp/ |
民宿 青塚食堂(祝津・漁港直営)
小樽市内のウニ漁場として知られる祝津地区に立地する、漁師直営の食堂です。前浜で獲れたウニを最も近い場所で食べられるという点で、駅周辺の店舗にはない体験ができます。車での10分またはバス(おたる水族館行き)での20分という距離は小樽駅からやや遠いですが、「漁港でウニを食べる」体験を求める食通層から支持されています。生ウニ丼が看板メニューで、価格は時価です。季節・メンテナンス時期により営業状況が変わる場合があるため、訪問前に電話確認をお願いします。
項目 | 内容 |
住所 | 〒047-0047 北海道小樽市祝津3丁目210番地 |
電話 | 0134-22-8034 |
営業時間 | 10:00〜21:00(L.O.19:00)※季節により変動 |
定休日 | 年中無休(年末年始・春メンテナンス時期は要確認) |
アクセス | JR小樽駅から車で約10分、バスで約20分 |
公式サイト | http://www.aotsuka.com/ |
解禁日前後のおすすめ訪問タイミング
旬のウニを最も楽しむためには、時期選びが重要です。以下に目安をまとめました。

※この画像はAIにより生成されたイメージ画像です。実在の施設・看板等を再現したものではありません。
解禁直後の5月中旬は、ウニが市場や店頭に出回るまでに数日〜2週間程度のラグが生じる場合があります。入荷状況は年や天候にも左右されるため、旅程が5月中旬の場合は事前に各店へお問い合わせいただくと確実です。
6月中旬以降になると流通が安定し、バフンウニ・ムラサキウニの両種が揃って入手しやすくなります。7月は両種とも甘みが最も強い時期で、地元の料理人も「7月頃が旬の峰」と語っています。8月31日の漁期終了まで楽しめますが、真夏の観光ピーク期は人気店の混雑も増すため、平日の早い時間帯を狙うのがスマートな選択です。
小樽でウニをめぐる半日コースとして、次のような動線が使いやすいです。
早朝に鱗友朝市(色内・4時〜)でセルフうに丼体験 → 徒歩で小樽運河・堺町通りを散策 → 昼前に三角市場(小樽駅直近)で海鮮丼 → 午後はCOTARUカフェで一息、レンタサイクルで港・祝津方面へ
レンタサイクルなら小樽中心市街地から漁港エリアの鱗友朝市・運河周辺まで快適に回れます。小樽の坂道や路地の雰囲気もサイクリングで楽しむのが地元流です。COTARUのレンタサイクルサービスのご利用もご検討ください。
6月の小樽は海風が吹くため、日中でも肌寒く感じる日があります。羽織れる薄手のアウターを1枚持参すると安心です。気候の詳細は小樽5月・6月の天気と服装ガイドをご覧ください。
まとめ
小樽港のウニは、北海道を代表するウニの産地のひとつです。前浜で獲れた当日のウニが、小樽駅徒歩圏の寿司屋・市場・食堂に届くという近接性が最大の強みです。
解禁日: 過去4年連続で5月15日解禁。2026年も例年通り見込まれますが、小樽市漁業協同組合の正式発表を必ずご確認ください。漁期は5月15日〜8月31日、操業は午前5〜9時の4時間に限られます。
2種類のウニ — バフン(濃厚・高価・7月最盛)とムラサキ(さっぱり・入手しやすい)が漁期を通じて楽しめます。解禁直後は流通安定まで数日〜最大2週間のラグが生じる場合があるため、6月中旬以降が両種揃って食べやすい時期です。
食べられるエリアは、寿司屋通り(花園〜稲穂・徒歩7〜15分)/ 三角市場・鱗友朝市(徒歩1〜15分)/ 祝津・漁港直営(車10分)の3エリアです。密漁は漁業法違反(最大100万円以下の罰金)のため、旬のウニは必ず正規の市場・店舗でお求めください。
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