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北海道ハスカップ狩り 2026|厚真・余市の農園と旬ガイド

  • 5月17日
  • 読了時間: 10分

更新日:4 日前

北海道にしか自生しない希少な果実「ハスカップ」。旬はわずか3週間ほどで、旅行者が本物の摘み取り体験をできる農園は限られています。日本一の栽培面積を誇る厚真町の農園情報から、余市での直売、千歳ワイナリーのハスカップワインまで、北海道ならではの体験を余すところなく解説します。



ハスカップとは?北海道固有のフルーツを知る

ハスカップの深紫色の実がたわわになった枝(イメージ)

※この画像はAIにより生成されたイメージ画像です。


ハスカップは北海道に自生するスイカズラ科の果実で、アイヌ語の「ハシカップ(枝にたくさんなるもの)」を語源とします。かつては勇払原野・苫小牧・厚真・千歳一帯に広く自生していたこの果実は、アイヌの人々の生活と深く結びついてきました。

見た目はブルーベリーに似た濃紫色の細長い楕円形。口に入れると強い酸味と甘みが混在し、後を引く濃厚な風味が特徴です。一般的な果物とは一線を画した個性的な味わいは、一度食べると忘れられない北海道の宝です。

栄養面ではアントシアニン(ブルーベリーの3〜10倍ともいわれます)、ビタミンC・E、鉄、カルシウムを豊富に含んでいます。「不老長寿の実」という呼び名を耳にすることもありますが、これは苫小牧の菓子会社が商業的に広めた宣伝が起源とされており、アイヌ文化との深い結びつきとは別の話です。過度な健康効果を期待するよりも、北海道固有の風味と文化的背景を楽しむ果実として捉えるのがよいでしょう。

旬は6月下旬〜7月中旬の約3週間。内陸の平地では6月下旬から収穫が始まり、海岸や標高の高い地域では7月初旬〜中旬にずれ込みます。ピークは7月上旬頃ですが、実がなくなり次第終了するため、訪問前に農園への確認が必須です。


ハスカップ狩りができる主要エリアと農園ガイド

北海道でハスカップ狩りが楽しめるエリアは、大きく2つに分かれます。胆振エリア(厚真町)が日本一の栽培面積を誇る本場で、後志エリア(余市)では直売を中心に体験できる農園もあります。

農園でハスカップを摘み取る体験シーン(イメージ)

※この画像はAIにより生成されたイメージ画像です。



胆振エリア(厚真町)— 日本一の栽培地へ

厚真町は北海道の中でもとりわけハスカップと縁が深い土地です。かつて勇払原野に自生していた野生のハスカップを農家が約40年前に移植・栽培化し、現在は9つの農園が集積する日本最大の産地となっています。新品種「ゆうしげ」「あつまみらい」など、糖度が高く食べやすい品種の改良も盛んに行われており、毎年6月下旬〜7月下旬の収穫期には多くの観光客が訪れます。

仁木・余市エリアのフルーツ狩りと合わせて後志エリアを旅行される方は、後志フルーツ狩り完全ガイドも参考にしてください。

土居ハスカップ農園

田園風景を眺めながらのハスカップ狩りが楽しめる農園です。広々とした敷地には駐車場・簡易トイレ・手洗い場・休憩所が整っており、初めて訪れる方も安心して体験できます。約40年前に勇払原野から移植した歴史ある圃場で、厚真町のハスカップ農業の歩みそのものを感じられるのが魅力です。

  • 住所: 北海道勇払郡厚真町(詳細は公式サイト参照)

  • 料金: 1,500円〜(じゃらん掲載・2026年の最新料金は公式サイトまたは電話で確認推奨

  • 予約: 不要(ただし収穫状況により休園の場合あり・事前確認推奨)

  • アクセス: 道央自動車道千歳ICより約30分 / 日高道沼ノ端西ICより約30分

  • 公式: http://doi-haskap.com/

ハスカップファーム山口農園

平日限定で1日5組の少人数制体験プランを設けている農園です。最大3時間ゆったりと摘み取りを楽しめ、プラン内でハスカップ250gをお土産としていただけるのが嬉しいポイントです。事前予約制のため、旅行日程が決まった段階で早めに問い合わせておくと安心です。

  • 住所: 北海道勇払郡厚真町(詳細は公式サイト参照)

  • 料金: 大人1,000円・中学生以下無料(じゃらん掲載・2026年の最新情報は要確認

  • 予約: 要予約(平日限定プランあり)

  • 滞在時間: 最大3時間

  • 公式: https://hasukappu.com/

厚真観光協会(農園マップ・一覧情報)

厚真町内9農園の情報と農園マップは、厚真観光協会の公式サイトで一元管理されています。毎年の最新情報はこちらを起点に確認してください。

  • 公式: https://atsuma-kankoukyoukai.jp/experience/haskap/

  • 農園マップ: https://www.atsuma-kankoukyoukai.jp/hasmap.html

余市エリア — 直売とブルーベリー狩りも楽しめる農園

余市はハスカップの専門農園は限定的ですが、砂川果樹園では収穫期にハスカップの直売を行っています。農園フードトラックでフルーツスムージーも味わえるので、余市観光の立ち寄りスポットとして好適です。ハスカップ狩り体験の有無は年によって異なるため、訪問前に電話で確認してください。


砂川果樹園

余市町味覚の丘うめかわエリアに位置し、北海道原産ハスカップを栽培・直売している果樹園です。ブルーベリー狩りも実施しており、ハスカップとブルーベリーを一度に楽しめる場合があります。農園フードトラックではフルーツスムージーも販売しているので、農園散策と合わせてお楽しみください。

  • 住所: 北海道余市町梅川町1194

  • 営業時間: 8:30〜17:00

  • 電話: 0135-22-4460 / 090-7657-8529

  • 特記: ハスカップ狩り体験の有無は電話確認推奨(直売は収穫期に実施確認済

  • 公式: https://sunagawa-kaju.com/hasukappu/

  • アクセス: JR函館本線余市駅から(詳細は公式サイト参照)


ハスカップ狩り体験のコツと持ち物

初めてハスカップ狩りに行く方が知っておくと役立つ、現地でのポイントをまとめました。事前の準備をしっかりすることで、より楽しい体験になります。

服装と持ち物

ハスカップの果汁は濃紫色で、衣類や手に付くと落ちにくいという特徴があります。白や薄い色の服は避け、汚れても気にならない服装で出かけてください。帽子・虫除けスプレー・水分補給用の飲み物は必携です。農園によって日差しの遮りがない圃場もあるため、夏の強い紫外線対策も忘れずに。

  • 汚れても良い服(濃紫の果汁が付く)

  • 帽子・サングラス(日差し対策)

  • 虫除けスプレー

  • 飲み物・タオル

  • スニーカーや動きやすい靴(農道の歩行あり)

摘み取りのコツ

熟したハスカップは深い紫色で、軽く触れるだけでポロッと取れるのが目安です。硬くて赤みが残っているものはまだ未熟なので、そのまま残しましょう。一粒ずつ丁寧に摘むよりも、熟した実を見極めながら指でやさしく掃うように収穫すると効率よく摘み取れます。

雨天時と収穫終了の注意

ハスカップ農園は雨天時の対応が農園によって異なります。訪問当日の天候が不安定な場合は、必ず農園に電話で確認してから向かうようにしてください。また、実がなくなり次第収穫終了となるため、収穫シーズン後半(7月中旬以降)は特に事前確認が重要です。


ハスカップのスイーツ・加工品で北海道グルメを楽しむ

ハスカップ狩りの時期を外れた旅行でも、北海道各地でハスカップを使ったスイーツや加工品を楽しめます。お土産にもなる逸品を3つまとめました。

ハスカップジャムやスイーツが並ぶ直売所の雰囲気(イメージ)

※この画像はAIにより生成されたイメージ画像です。



千歳ワイナリー — ハスカップワインの聖地

1988年創業の歴史ある千歳産ハスカップを100%使用したワイナリーです。札幌軟石の石蔵を使った趣ある建物が印象的で、ハスカップスイート・ハスカップスパークリング・ハスカップセミドライなど多彩なラインアップが揃います。

  • 正式名称: 北海道中央葡萄酒株式会社 千歳ワイナリー

  • 売店営業時間: 9:00〜17:00(4〜10月無休・11〜3月は土日祝のみ)

  • 工場見学: 500円(要前日予約)/ プレミアムテイスティング 2,000円

  • アクセス: 新千歳空港より車15分・電車+徒歩20分

もりもと — ハスカップジュエリー

1978年誕生のロングセラーお土産です。ハスカップジャム・バタークリーム・クッキー・チョコレートを組み合わせた「ハスカップジュエリー」は、年間約100万個出荷(日本経済新聞報道)される北海道を代表する銘菓のひとつです。

  • 千歳本店: 千歳市千代田町4-12-1 / 9:00〜19:00

  • 新千歳空港店: 北海道ショールーム内スイーツアベニュー

  • 公式: https://www.haskapp.co.jp/

新千歳空港「ハスカップ」専門店

2023年2月にリニューアルした、ハスカップカラーの青紫が鮮やかな専門店です。ハスカップ加工品・アイスワインなどを取り揃えており、帰りのフライト前の最後のショッピングに最適です。

  • 場所: 新千歳空港国内線ターミナルビル 2階

  • 公式: https://haskap-hokkaido.com/


小樽・後志観光と組み合わせる1日コース提案

小樽観光とハスカップ狩りを組み合わせた日帰りプランをご提案します。厚真町は鉄道アクセスが不便なため、レンタカーでの移動が現実的です。

小樽発・厚真農園 1日コース

小樽でCOTARUレンタサイクルを借りて午前中に市内を散策し、自転車返却後に車で厚真町へ向かうプランです。道央自動車道を使えば小樽ICから厚真エリアまで約1時間30分〜2時間(交通状況による・正確な所要時間は出発当日にGoogle Maps等で確認推奨)。午後2〜3時間ハスカップ狩りを楽しんで、帰路に千歳ワイナリーに立ち寄れば、北海道のハスカップを存分に味わえる充実した1日になります。

小樽駅 → COTARU レンタサイクルで市内観光(午前) → 自転車返却 → レンタカーまたはタクシーで道央自動車道へ → 厚真農園でハスカップ狩り(午後) → 千歳ワイナリーで試飲・お土産(夕方) → 新千歳空港またはホテルへ

余市コース(JRでアクセス)

余市なら小樽駅からJR函館本線で約25分・470円でアクセス可能です。砂川果樹園でハスカップ直売を楽しみつつ、ニッカウヰスキー余市蒸溜所や余市ワイナリーと合わせて観光するコースも人気です。

COTARU レンタサイクルで小樽市内を自転車散策してみてください。運河エリアや堺町通りを自分のペースで巡る旅は、小樽観光の定番スタイルです。詳しくは記事末の「あわせて読みたい」をご参照ください。


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よくある質問

ハスカップ狩りの時期はいつですか?

収穫時期は例年6月下旬〜7月中旬です。ピークは7月上旬頃ですが、実がなくなり次第終了します。訪問前に農園へ電話で状況を確認してから向かうと確実です。

ハスカップ狩りは予約が必要ですか?

農園によって異なります。土居ハスカップ農園は予約不要(事前確認推奨)ですが、山口農園の平日プランは要予約・1日5組限定です。大人数でのご訪問は特に早めの予約が必要です。

小樽からハスカップ農園へはどうやって行きますか?

厚真町へは道央自動車道を利用したレンタカー移動が現実的です。電車はJR直通がなく、千歳または苫小牧からのバス・タクシー乗り継ぎが必要です。余市の砂川果樹園ならJR函館本線で小樽から約25分・470円でアクセスできます。

ハスカップはどんな味ですか?

強い酸味と甘みが混在した濃厚な風味が特徴です。ブルーベリーよりもずっと酸味が強く、一度食べると記憶に残る独特の味わいです。ジャムやワインにすると酸味が和らいでいっそう食べやすくなります。

ハスカップのお土産はどこで買えますか?

千歳ワイナリー(ハスカップワイン)、もりもと千歳本店・新千歳空港店(ハスカップジュエリー)、新千歳空港のハスカップ専門店などで購入できます。農園直売所でジャムや冷凍果実を購入する方法もあります。


まとめ

ハスカップは北海道・厚真町が誇る日本一の産地で育まれた、旬の短い希少なフルーツです。6月下旬〜7月中旬に厚真農園で摘み取りを体験し、千歳ワイナリーでワインを試飲し、新千歳空港でお土産を買う——北海道の食文化を深く楽しめる旅が実現します。毎年の収穫状況によって営業日が変動するため、訪問前の事前確認だけ忘れずに。

小樽を拠点にした旅なら、COTARU レンタサイクルで午前中に小樽市内をサイクリングし、午後は車でハスカップ農園へ向かうコースが充実した1日の過ごし方になります。

千歳ワイナリーで試飲を予定される方へ: ワイン試飲の当日はレンタサイクルとは別日程にするか、車(運転しない同行者)・タクシーを利用してください。飲酒後の自転車運転は道路交通法で禁止されています。小樽市内のレンタサイクル観光(午前)→ 自転車返却 → レンタカーまたはタクシーで農園・ワイナリー(午後)の順で計画すると安全です。

北海道の旬を存分にお楽しみください。


あわせて読みたい

北海道・後志エリアのフルーツ狩りや小樽観光について、合わせて参考になる記事を紹介します。

 
 
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